デザインと料理
2008 年 9 月 4 日
デザインはある意味、料理と同じです。素材を用意して、順番に足したり加工したりして、最終的においしい作品を仕上げていきます。でも、どうして、デザインはむずかしいのでしょうか? 「よし、これを足そう」と思って足しても、予想したものにならないことがよくありませんか? ごちゃごちゃしてしまったり、雰囲気が変わってしまったりと。何が問題だったのでしょうか?
デザインとは、設計プラス制作だと考えていいと思います。たいていの場合、ちゃんと設計せずに制作を始めてしまうため、うまくいかなくなってしまうことが多くあります。設計図なしに、建物や乗り物を生産するとしたら驚きですね。
料理は、作業手順も、材料も頭に入っているからうまくいくのです。しかもたいてい、一度は経験した内容です。いわば、経験と暗黙の設計図が頭の中にあるから大体うまくいくのです。
デザインにあたっては、ゴールを想像しながら、設計を行ってください。設計図には次のようなものが書かれてあると考えることができます。
- 仕上がり予想図
- 部品(=材料)一覧
- やるべき仕事とその段取り(順番)
もちろん、これをすべて書き下す必要がある、と言っているのではありません。写真を入れるとか、文字のサイズを変えるとか、色をつけるとか、何らかのアクションをするときに、自分の設計図に指示がある方向に進めているか、をちょっと考えてみる、という意味です。
料理を作っている最中に、うまくいっているのか、どうチェックをするかと言えば、そう、味見ですよね。煮え具合(進行状況)や味のバランスなどをみて、加工や処理についての補正を行います。
デザインでも、途中で、配置を変えたり、色を変えたり、変更することもよくありますよね。この作業も、実は味見と同じ働きがあるわけですが、デザインがなぜむずかしいかと言えば、都度都度の判断の一貫性を維持することが「味見」よりむずかしいからなのです。
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