センスと表現力の違い
2008 年 9 月 15 日
表現力が乏しかったり、何かを上手に操れないときに、「センスが無いから」といった言い方で説明することがあります。センス(sense)とは、日本語に直訳すると感覚あるいは感性といった意味になりますが、大方の場合、センスが欠如するような重大な問題があることはほとんどないのが実情だと思います。歌がうまく歌えなかったり、絵がうまく書けなかったり、英語が話せなかったり・・・と、がっくりと自信がないさまを表現するときに、センスがない、などと言ってしまいますが、本当にセンスがなければ、このように表現することはないでしょう。つまり、うまく表現できていないことをはずかしく、つらく感じているからこのように言ってしまうわけです。逆に言うと、センスがあるのです!センスがあるのに、うまく表現できないからもどかしく、残念で、恥ずかしく感じるのです。
文学でも芸術でも、そのほかの分野でも、伝達の技術を高めることは非常に重要です。ベータラボの中心課題は、伝達の質と量の向上です。これを略して「デンタツ」と呼ぶことにします。デザインやキャッチコピー、あるいはテキストの言葉といった表現、その文脈的(時間的・空間的・状況的)なパワーが、メッセージとして市場に強く伝達されるものだと考えています。今後、デンタツの本質を探り、お伝えしていきたいと思っています。
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