正当な広告と誇大広告との分け目
2008 年 9 月 25 日
「効率が10倍アップする新・○○○○術」とか「年収10倍アップ○○法」だとか、ノウハウ本のタイトルには、非常に刺激的なタイトルがついています。ご存じ、シリーズ本を合わせて150万部ほど売っている方のタイトルです。もし、10倍ではなく100倍だったらまずい表現でしょうか? それとも、中心の言葉が「術」や「法」であるから、問題にならないのであれば、「年収1万倍アップ法」でもいいのかも知れません。でも、そのような表現だと、逆にぴんと来なくなってしまうので、いいコピーになはならないのでしょう。それとも10倍に信憑性があるのでしょうか?
そもそも、このように、ノウハウ(手法)を提供する書籍等であれば、効果を表示したものであっても、景表法上問題なしだとすると、健康食品や化粧品のような薬事法にしばられている種類の商品には申し訳ない気がします。
これでもか、これでもか、と表現は過激になっていきます。昔、洗濯洗剤の広告に「真っ白」という表現が使われ、子供の心ながら「最高の洗剤ができたのだろう」と思ったものでした。がしかし、ひっきりなしに、新たな完璧を表わす言葉を広告マンたちは発明し続けるのです。
薬事法など法律には矛盾点があります。薬品でないものを、あたかも薬効があるかのように表現することは薬事法違反となるので、たとえば、ハチミツをなめるとぜんそくが収まるようなことでも、日本では、そのような表現を用いてハチミツを販売しようとすると「薬事法違反」とみなされる可能性が高いのです。薬効とか健康維持や改善といった、人々の願いにヒットする表現はご法度なのです。そもそも、薬品に指定されていない物には、「暗黙に薬効がない」という立場で取り締まってきた方法に問題はないでしょうか。また、成功とか、改善だとか、これも人間の願いに直結するものを得られるようなキャッチコピーはどんな表現であってもOKなのか、調べてみたいと思います。
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