組織改革のボランティアをしたい
2008 年 10 月 10 日
社会保険事務所の一件で、何度も足を運んだり、問い合わせたり、意見を伝えたりで、まさに組織やサービスの問題、課題にぶつかってみての感想は、「組織改革のボランティアをしたい」ということです。裁判員制度も、その意味では、社会のメンバーとして奉仕できるいいチャンスですので、皆さん積極的に参加いただきたいのですが、あまり評判が良くないというのは、「自分も参加して、よくしたい」という気持ち、(私はこれも一種の本能だと考えているのですが)が、薄らいでいるのではないでしょうか。
実際、事務所の課長さんに告げました。「丸一日、課長さんとか、こちらで仕事を管理する立場の方の横にいて、すべてチェックさせていただけませんか?」 生意気な発言だとわかってはいます。でも、不正が入るかも知れない、不公平が生じるかもしれない、問題があるのにまとめて適切に報告や討議の場にあげられていない、つまりカイゼンがつぶされている、などがないかについて、サービスを受けているものが、サービスを提供している側をチェックするのです。もちろん、そのような仕組みがないので、「どうぞ」とも「よろしく」とも言われず、単なる皮肉を込めた冗談だと思われたかもしれません。実は、決して皮肉ではなく、本心なのです。人の役に立てば人間は幸せを感じることができるからです。
郵便局(本局)に行って、「届いた」旨の報告をした帰り、交番があったので(大きな交番でたくさん警察官もいるところです)、警察官の方に尋ねることにしました。
趣旨は、今手元にある、無効になった保険証を私が誰かに販売するようなことがあったとしたら、警察の立場でそれを取り締まることができるか、ということです。結論は「可能」とのこと。健康保険の法律に違反して不正使用をする(場合により詐欺罪を適用)可能性を知っていて販売するような場合、ほう助、あるいは共犯にあたる、とのことでした。
次に、私の一番知りたいところ。カイゼンのために警察が協力してもらえるか、という点です。紛失や盗難、あるいは詐欺を起こす可能性がある社会保険庁・社会保険事務所が行っている行政の仕組み、内容について、そのような可能性を低くするための提案をすることができるか、する仕組みがあるかについて質問しました。つまり、「紛失、盗難、詐欺など刑事的な問題の発生の危険性を下げるため、普通郵便で送ったり、同じ番号で保険証を発行するようなことは、できたらやらないでほしいと同じ行政サービスを行う組織からのアドバイスできるか」ということです。
担当された警察官は意味がわからなかったようで、「私に社会保険庁にあんたの文句を言えと言うのか」とかなりのお怒り。「このやり取りはビデオで撮られているんだぞ」とも。ここで無理解な警察官と喧嘩をしても、本来の趣旨は全く生かせません。結局別の警察の方(班長)とお話をすることで話が一歩進みました。彼は「あなたのような方がこのような発言をすることで、改善・改革が進むのです。ぜひ、声を大にしてください」と。社会保険事務所の課長さんと同じ意見です。うれしいお言葉ですが、自ら進んで自分の組織で、と言われる方が公務員、公的組織の中に誰もいないのです。
民間だったら、「かしこまりました。貴重なご意見をありがとうございました。改善に活かせるよう報告させていただきます」と述べた上で、「ありがとうございました」と感謝を伝えます。これが本来のデンタツでありカイゼンの姿だと思うのですが、丁寧なお詫びの電話をくださった、郵便局の方も、「上に伝える」とは言っても「改善に活かします」とは言ってくださいませんでした。社会保険庁長官へのメールがあることがわかり、手短にこのトラブルについて説明を書いて送付しました。もちろん、返事があるかどうかわかりませんが「了解した。改善したい」という言葉だけでも返信があればうれしい、と最後に書きました。
トヨタのすばらしさはカイゼンです。世界一となった原動力は社員ひとりひとりの意識ではないでしょうか。世界一の会社でも決して給料が高い方々ばかりではないでしょう。でも、カイゼンを続けていく使命を自覚し、その誇りをもってお仕事をされいる方に、私は頭が下がります。
どなたか公務員に、カイゼンすること、人に感謝を伝えることも公務員の仕事だと伝えること、教育することはできる方はいませんか? あるいは、そのような仕組みにされる方はいませんか? このような話を場当たり的に続けていき、実行する勇気を持つ方に出会うのを待つしかないのでしょうか? 本来、国会が果たす役割かもしれませんが。
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