京都弁、大阪弁、神戸弁で「来ない」を言うと、

きーひん(京都)
けーへん(大阪)
こーへん(神戸)

すべての活用を調べたわけではないので、確定したことを申し上げられませんが、京都は上一段(やっぱり京都は上ですね)、大阪は下一段、神戸は五段活用のように見受けられます。関西弁を聞いていると、大阪弁がかなりメジャーですが、この発音を聞いて、私は、「あ、京都の人だ」というようにわかることがあります。ちなみに、外国人には、日本語の活用が非常に難しく感じられるようです。「する」はサ行変革活用で、「くる」はカ行変革活用で、いずれも、いわゆる不規則の活用をします。

神戸の言葉は、抑揚は京阪式ですが、活用(=文法)は非京阪ということで、標準語化が進んでいる、との話を聞きました。文法がこのように変化する、というのも日本語の特徴かも知れません。通常、一般の言語では、単語はぞくぞくと外来語が取り入れられるのですが、文法は変化しないものです。

たとえば、「コーヒーを2杯」頼むのに、「2コーヒー」とは日本人は言いませんし、かなりむずかしいです。いくら英語の単語がたくさん入ってきても、そう簡単に語順は変えられないのです。不思議と、ひっくりかえして「コーヒー2」とは言えます。でも、外資系のファーストフードショップで「ツーコーヒープリーズ」というように語順を変えるのは、とても難しいのです。思考の順番にすら関連しているのです(言い換えると、長い年月たっても変わらないだろうと思われます)。

なぜ、英語を身につけにくいか? 単純に、語順の大きな違いが決定的だと思います。

さて、日本語の文法は、モンゴル、韓国などとかなり類似するそうです。大昔、韓国と日本が交流していたころ、なんと、通訳なしで会話をしていたのではないか、と考えられるという話を聞いたことがあります。ただ、不思議なことに、語順などの文法はほとんど一緒なのに、基本の語彙(手、顔、月など)が、韓国語とほとんど違うという話も聞いたことがあります(したがって、以前韓国の南部で話されていた言葉は今の日本語の古いものだと考えている方がいらっしゃいます)。これら基本語彙は太平洋の島々の言葉と共通することが多いそうです(そのため、基本語彙は古いものを残したまま、朝鮮からの文法を取り入れたのではないか、と、言語の常識からしたらありえないような説を立てている方もいらっしゃいます)。

言葉は不思議ですね。

また、韓国とは、特に韓国の南の地域の神話は、日本の神話とかなり類似しているということも言われています。

日本語で消えていきそうな、良い言葉を残していきたいですが、ぜひ、過去の近隣の国々・地域の言葉の関連も調べてみたいと思っています。

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One Response to “きーひん、けーへん、こーへん”

  1. SALTY-SALTY Says:

    きーひん・けーへん・こーへん。。ですか。
    なるほど。カ変・サ変ですか。そういうことだったのですか。。そこまで考えたことはなかったですが。。。

    「冷コー」という言葉を思い出しました。関東では通じませんね。「コール珈琲」という言葉もありましたね。
    残したい言葉かどうかは別問題として。。。
    関西以外では、「アイスコーヒー」ですね。
    何だか不思議ですね。言葉って。。。

    福岡で「てれんぱれん」という言葉は、山口では「てれんこぱれんこ」となるらしいですが。。。
    残したい言葉。。やっぱり、その土地特有の方言でしょうか?あったかみがあります。

    関西弁のリズムに慣れていると、関東のちゃきちゃきとした言葉は、最初のうちとっても速く聞こえて、まるで
    けんかを売られているような愛想のない言葉に思えてしまうのです。でも今は、私の話し言葉は、愛想も何もありません。残念!!もっと話し言葉には気をつけたほうがよいですね。きっと。

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