指揮者が振っているのは一拍先です
2008 年 11 月 20 日
オーケストラの演奏などで、指揮者と演奏が合っていないように見えることはありませんか?
もちろん、演奏者が指揮に合わせるので、演奏が指揮に合っていないというのが適切なのかも知れませんが。
しかし、そうではないのです。合っていないのが合っているのです!
なぜなら、今の演奏ではなく、一拍先の指揮をしているからです。
一拍先が強くなるのであれば、今、強く振っているはずです。また、一拍先が弱くなるのであれば、今、弱く振っています。速度が速くなるときは、演奏より速く振っているでしょうし、また、速度が遅くなるときは、演奏より遅く振っているでしょう。
このように、リーダーたるものは、皆に合わせるのでなく、次はどうなるのかを示さなければなりません。
ご存じのとおり、邦楽では指揮者はいません。誰もが、場の雰囲気やこれまでの流れを察知して、自主的に演奏を続けていかなければなりません(環境適応型)。
それに対して、牛を追う少年(カウボーイ)は、方向を変えるときなどは、牛に対して、一拍前に知らせなければなりません(リーダーシップ型)。
私は大学1年生の後半(12月)に混声合唱団の副指揮者になりました。高校時代から音楽部で指揮をしてましたし、本を読んだりしてはいたのですが、この際、ちゃんと指揮法を学ばなければと思い、岡田昌大教授(中原中也の組曲などを作曲されています)に指揮の仕方について教えを請いに研究室へ行きました。
先生は「何よりも予備拍で振ること」とご指導くださいました。
同時並行に2つのことをするのはつらいものがあります。同時通訳の人が聞きながら、理解しながら、話しています。ちょうどこれに似たものです。
合唱の指揮の場合、左手でアルトを引きながらソプラノの旋律を歌いつつ、別のパートの出だしの1泊前に「テノール!」というような練習もします(これを順番に変えて行ったりするんです)。
確かにむずかしいのですが、よくよく考えたら、私たちは、日常的に見ながら話したり、聞きながら手を動かしたりしているのです。できないのではなく、慣れていないといったほうがいいかも知れません。
予備拍の振り方を学んでからというもの、オーケストラの演奏を見て、だんだんすっきりとわかるようになりました。
何事もまずは理解、そして慣れなのではないでしょうか。
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11 月 20th, 2008 at 3:00 PM
息子の学校では、毎日終わりの会などで合唱の練習をしているようで、指揮者も立候補がたくさんあり、オーディションで決まったりしています。参観日に発表。○○で発表。交流会で発表。。。とその発表の機会も多くて、伴奏者(ピアノ)と指揮者に誰がなるのかは、それに立候補したい子達の関心の的です。子どものときにそんなに指揮や合唱に親しめるなんてうらやましい。。。
指揮ってやっぱり難しいのですね。(小学生とはもちろん違うと思っていますが。。。)
ピアノが右手と左手と全然違う動きをしていてもちゃんとプレイできるような感じですね。あれも初めての人にとっては左右が別々だからびっくりですよね。
それとオーケストラの指揮と違って申し訳ないですが、
老化の程度を測るときに、右で四角左で三角を描き、指揮者みたいに同時に動かしてみるということをしてみると、若いときには難なくできていたものが、今では、なかなか難しくなっていることがわかります。
左右を逆にするとできなくなっていたりします。。。
唖然としますね。
指揮で思い出してしまいました。
ごめんなさい。