夢やビジョンを実現したいと思うのは、当然のことです。

でも、「夢はなかなか実現できないものだから、やぶれるのがいや。だから、夢はみない」という方もいらっしゃるかも知れません。

今は、負の連鎖のように、悪いニュースばかりです。

このときとばかりに、悲観的な意見やネガティブな発言にも注目が集まります。調子がいいときには、あまり注目を集めなかった意見にも、関心が寄せられるときでもあります(いやだから、目を向けな人もいます)。

しかし、残念なるかな、少し良くなると、パタっと態度を変えるのが、「喉元過ぎて熱さ忘れる」ヒトの習性です。

つらい時につらい原因にしっかり向き合うことが必要です。

逆に、つらい時でも明るい夢を持ちづづけることも必要です。

つらい時に、原因に向き合わず、夢を失う行動をするとどうなるでしょうか?

一喜一憂。非常に不安定な動きを起こしてしまいます。

さて、「夢」を実現へと導く方法とはどういったものでしょうか。

ビジネスの場合、次のようなトップダウンの分解作業により夢を現実のものへと進めていきます。

夢→ビジョン→戦略→戦術

また、計画・実行・評価

PLAN→DO→SEE

を日々続けることです。

さらにまた、デンタツ(内外への情報・価値の伝達)を行うことも大切です。

関連資料(仕事の進め方ABC)

これらの枠組みの中で、最も大切なことは、「企画」または「設計」と呼ばれるものです。

ひょっとして「失敗したくないから、夢をみない」、「設計や計画立てはしない」という方もいらっしゃるかも知れません。

しかし、これはとても重要な作業です。ワクワクする気持ち(情熱)と冷徹な気持ちの両方をもって、企画・設計にのぞむのがいいです。

そうです。対立するように見える、2つが必要なのです。

あまりに事務的に仕事を行うことも、私は仕事を失敗させる原因になる可能性が高いと思います。もちろん、情熱だけでもうまくいかないことも多いでしょう。

管理主義だけでもダメ。情熱主義だけでもダメ。

人の心を動かすのは情熱です。しかし、人の知性を動かすのは成果や実績です。

夢やビジョンを実質的な設計図にする作業が、「企画」あるいは「設計」というものです。

事業やイベント、キャンペーンなどの企画も、建築物やソフトウェアなどの設計にも、共通するものがあります。

(1)コンセプト
(2)要件

この2つをもたなければなりません。

コンセプトとは、共通認識を意味しますが、広い意味では、企画のオリジナリティー(独自性)であり、この企画の存在意義です。

研究などの場合には、「目的」がそれに対応します。

次の要件とは、ゴールイメージの要素を描写することです。

たとえば、「結婚」というものを想像してみましょう。

結婚によって、どのような家庭を作るか、日常生活を送るか、といったものがコンセプトになります。これは、一般的な事象ではありますが、個人にとって「未婚」から「結婚」状態へと変わる場合、自分にとっての独自性、意義をとらえるべきでしょう。

要件とはどういったものでしょうか。

たとえば相手について。年齢、収入、性格、身体条件・・・。

私たちが、実際に夢を描くとき、実は、要件をひとつひとつ検討していないでしょうか?

式場、住居、仕事、分担・・・。

夢は思ったとおりにはなりません。でも、思わないことには実現できません。

どういうように思うか・・・。

それが、企画であり設計であるわけです。コンセプト作りをし、要件定義をするというのがその真髄です。

要件定義の中には、必須度を入れるのが通常です。

たとえば、年収800万円以上というのは必須ではなく、「できたら」程度である、とか。

夢がちゃんと描けていない、ということは、課題をちゃんと把握できていない、ということと同じくらい問題です。

夢をしっかり描くことを練習してみませんか?

情熱の心と冷徹な心の2つを同居させ、持ちづづけること。

そして、ゴールをイメージして、コンセプトをクリアにし、要件を定義すること。

たったそれだけです。

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One Response to “「夢」を実現へと導く「設計」”

  1. SALTY-SALTY Says:

    こんな How to 本を20歳までに読みたかったというような気がします。戦略とか戦術とかいうと「策略」といったイメージが強くて、嫌われやすいですね。
    昔アミンというグループの「待つわ」という歌がヒットしたときに同じ女性としてものすごく怖かったのを覚えています。でも、年をとった今では、「女の子には、それもありだわ」と思えます。
    学校で言えば、目標とそれに到達するための具体的方策ということですね。

    息子は、科学者になりたいと考えています。そのためにめざしたいのは、物理or化学or数学オリンピックです。
    それに向けて取りあえずは、いろいろとやってみるつもりであろうと思います。どうなることやら。。。

    職業というもののイメージが具体的にもてないというのは、残念なことです。夢をもてない人の中には、具体的なイメージを持つことができないということがいえるのかもしれませんね。だから、戦略も立てられない!!
    職業相談などでは、どんな戦略をたてるのがよいかもきちんと指導されるべきですね。若いときには。。。

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