放送業界の不振
2008 年 12 月 30 日
放送業界(民放各局)は、その収入源が広告にあるため、景気の影響を受けやすいという特徴があります。現在の不景気の状況で、目に見えない、あるいは明確な成果を与えていることが疑わしいCMへの支出が、急激に抑えられてきています。
最近出された地上波民放各局の中間決算は惨憺たるものでした。
日テレは半期ベースで37年ぶりに赤字転落し、テレビ東京も初めて赤字の中間決算となりました。視聴率最大のフジテレビは、制作費を60億円圧縮し、通販で黒字を維持したものの前年同期より46%も減益となっています。また、一番傷が浅いとされるTBSでも32%減益という状況ですが、これも放送外収益(赤坂サカス)に下支えされたものです。
このような状況を知ると、「テレビ局の倒産もある」という意見も、あながち嘘ではないかも知れない、と思わざるを得ません。
短期的な経済の影響だけでなく、若者のメディア離れが進んでいることも報告されています。
あるいはまた、民放各局も、タレントを集めただけという、内容の浅い番組制作に集中してきたため、質の低下を起こしてきていることも指摘されています。
つまり、参加するタレントの数を増やして視聴率を増加させようとする、「思考も制作も欠落した、タレント依存の短絡的な方法」が破綻してきている、という意見です。
「最近、テレビ局で出るお弁当の中身が悪くなった」
と番組で発言しているタレントがいました。身近な話題に、注目を集めようとしているのかも知れませんが、周囲の一般社会はそれどころではないのです。
スポンサーのトップであるトヨタ自動車の奥田碩相談役が、首相官邸の懇談会の席上、厚労省批判に偏る放送内容についての不満から「マスコミに対して報復でもしてやろうかと。 スポンサー引くとか」との発言も流れてきます。
これまで順風満帆だったテレビ業界の人たちが、初めて「不況」を実感しはじめているのではないでしょうか。
テレビ業界は、金融業界と並んで、サラリーマンの収入が群を抜いて高い業界です。
両者に共通するのは、生産をしたり、流通などの実業の企業から収益を得てきたことです。
これまで、実際の価値以上に価値が与えられていたところからは、お金が急速に流出していく可能性があります。すぐに対処しなければなりません!
「大丈夫」と高をくくっているところから浸水は始まるでしょう。
困難な事態になってきているときにすべきことは、何でしょうか?
(1)的確に状況を把握する
(2)原因を洗い出す
(3)対策を講じる
(4)1~3を伝達し、認識を共有することで協力体制を作り上げる
当たり前のことを、きっちりをやっていく以外にないでしょう。また、隠し立てせず、ちゃんと横の連絡を行うことだと思います。
社会的な単位(官庁、業界、会社、地域)のそれぞれが、きっちりと
「状況は・・・です。原因は・・・と考えられる。対策として・・・を行いたい」
と調査・熟考・検討を行い、的確に伝達することで、事態の状況認識を共有し、協力をしていくことだけが、唯一、最大の方法ではないでしょうか。
これは、災害が起こったときと同じですね!
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12 月 30th, 2008 at 4:39 PM
強く明るく生きたいものですね!
逆境に強い人の共通典は何でしょうか?
やはり日頃の生活態度もモノをいうのでしょうね!
心して来年を迎えようと思います!!
12 月 30th, 2008 at 4:39 PM
↑のコメントで、
「共通典」は「共通点」です。申し訳ないです。