選抜する問題、評価する内容
2009 年 10 月 1 日
1つ前の記事「高校英語:正確さ優先からの転換」に対するご意見をメールでいただき、その方へメールで返信した内容を、記事としてお伝えしようと思います(以下原文のまま)。
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私のブログ記事のもとになったものは次のページです。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200909/2009090600086
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日本のテストは、減点方式がかなり徹底されているのがとても気になります。
すでにブログで読まれたかもしれませんが、マラウイの英語テストで、次のようなものがありました。
「あなたはおじさんから自転車を借りました。マーケットで買物をしているときに、その自転車が盗まれてしまいました。盗まれた状況と、どのように償うのかをふくめておじさんへ宛てた詫びの手紙(英文)を書きなさい」
このような採点しにくいテストは、日本では絶対にしないことが、私はとても残念です。こういう問題を解くことをやらなくなるからです。
残念ながら、ヒトは、評価のされ方次第で、研鑽するものがどんどんかわってくると思います。
学校の選抜や、会社などの評価の中身が、実は人の質を決定していいるように思えてならないのです。
それくらい、人の選抜や評価は重大だと思います。大統領や総理大臣の選出は大きなニュースですし、試合やコンテストのランキングはとてもとても重大です。
開成中学校の国語の問題を読めば、開成中学校の国語はこのような問題を解ける人を求めている、というのがわかります。(これも東大と連動していますが・・・)
また、自転車のわび状を書かせる問題を出すのであれば、そのようなものができる人を国は求めているのがわかりますし、生徒たちははげむようになると思います。
出題者(主に大学のことですが)は、明確な差をつけることだけを目的にして問題を作っているように、私は思うのです。
これだけ影響力が大きい選抜のための問題ですので、求める人物像が感じられるようなテストを出してほしいと思います。
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以前ブログで書いたかも知れませんが、フランスの大学は卒業要件として、社会(たとえば会社)から卒業OKを得ないと卒業できないようになっていると聞きました。(3カ月程度社会で実習してからOKを得て卒業になります)
私自身、フランスの大学院生を数カ月預かり(研究所の助手)ました。彼がアメリカのドクターコースへ行くときに推薦状を書いてあげました。
このフランス式のやり方は、すごくいい考え方だと思います。本来、大学が独占したい権力を社会に委ねているのです。(就職活動はどんどんさせたとしても、きっと日本ではやらないでしょう)
社会が求める人材を育成したかどうかの判断を社会に求めているのです。
責任放棄という人もいるでしょう。でも、私は英断だと思います。
社会がどんな人を求めているか・・・
問題を見つけ、そのことを周囲とシェアし、協力して問題解決に当たれることではないでしょうか?
調査も思考も伝達も協力もできないとなりません。
合ってる、間違っている、だけで選抜していると、いずれ、ほしい人が採れない、育てたい人を育てられないことになるのではないかと心配して意見を述べているつもりです。
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自民党総裁選。
私達へアピールしていたことは「世代交代」「派閥解消」。
内輪の問題を外にアピールしています。また、選ばれた方の意見「1つだけお伝えしたいこと。それは、みんなでやろうぜ」にも唖然・・・。
取り残されているさまは、哀れにも感じられました。
ヒトによる評価と選抜の問題はいたるところにあるので、重大さの度合いは、非常に高いと思います。
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